オープンクリーンシステム
KOACH(コーチ)の基本原理
KOACH(コーチ)の気流
周囲を囲わずにクリーンゾーンを作り出す技術の秘密は、KOACH(コーチ)のプッシュフードから吹き出す気流と、その気流をぶつけ合うプッシュ・プッシュ機構にあります。
KOACH(コーチ)プッシュフードから吹き出す気流は、吹き出す風速と風向が全て同様に調整されている気流で、「同一ベクトル集合流」と呼ばれます。この気流は次のような特徴を持っています。
- コヒーレント性が高い
- 浮遊微粒子(コンタミナント)の捕捉搬送力が高い
- 障害物があっても元の気流に戻りたがる「気流復元性がある」
- 揺らぎがないため肌にも感じにくく、測量等にも影響がない
この気流が、対向させた2つのプッシュフードから吹き出し、フード間の中央でぶつかり合うことによって、常にクリーンゾーンの外側へ向かう気流が形成されます。そうすることで、クリーンゾーンの外側の空気が誘引されることを抑制し、周囲を囲うことなくクリーンゾーンを形成することが可能になりました。
清浄化された同一ベクトル集合流がプッシュフード間の中央で
衝突し、水平方向へ押し出されることで清浄空間を形成します。
障害物に衝突しても拡散しないKOACH(コーチ)の気流を
動画で紹介しています。
KOACH(コーチ)のフィルタ技術
KOACH(コーチ)には、エレクトロスピニング法(電界紡糸法)を用いて興研が世界で初めてフィルタユニットの量産に成功した超高性能フィルタ「FERENA(フェリナ)」を搭載しています。
FERENA(フェリナ)は、ULPAフィルタと同等の捕集性能を持ちながら、圧力損失をHEPAフィルタと同等に抑えることができます。このFERENA(フェリナ)によって、ファンに負荷をかけることなく省エネルギーでクラス1のスーパークリーン環境を形成することができます。
オリジナルフィルタ「FERENA」とULPAフィルタの比較
FERENA(フェリナ)の特徴
- ナノファイバーの存在比率が高い
- フィルタとして有効なランダム構造
- 耐水・耐油性に優れる
- 耐熱性に優れる
- ボロンがでない
FERENA(フェリナ)の性能
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