「KOACH」には、超極細繊維のエアフィルタとコヒーレント気流、対向型気流、直角合流などを可能とする気流制御機構を搭載しています。
それら当社のオリジナル技術が組み合わさることで、オープンな空間にクラス1のスーパークリーンを実現します。
- 超極細繊維(ナノファイバー)エアフィルタ「FERENA(フェリナ)」
「FERENA」は、エレクトロスピニング(電解紡糸法)で作られます。
エレクトロスピニングは、研究室レベルでは50年前に開発された超極細繊維の製法です。
誰もが究極のエアロゾル用フィルタになると思い、世界中で製品化にチャレンジされてきた技術ですが、誰も本格的な量産を達成することができませんでした。
エレクトロスピニングは、研究室レベルでは50年前に開発された超極細繊維の製法です。
誰もが究極のエアロゾル用フィルタになると思い、世界中で製品化にチャレンジされてきた技術ですが、誰も本格的な量産を達成することができませんでした。
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FERENA
興研はこの難関に挑み、工業化に成功しています。
《特長》
・ナノファイバーの存在比率が高い
・フィルタとして有効なランダム構造
・耐水・耐油性に優れる
・耐熱性に優れる
・ボロンが出ない
《特長》
・ナノファイバーの存在比率が高い
・フィルタとして有効なランダム構造
・耐水・耐油性に優れる
・耐熱性に優れる
・ボロンが出ない
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市販ULPA
FERENA-ZE
エレクトロスピニングフィルタにエレクトレットフィルタを組み合わせたフィルタユニット。
寸法 mm |
定格風量 m³/min |
圧力損失 Pa | 捕集効率% | 質量 kg |
|
---|---|---|---|---|---|
初期 | 最終 | 0.15μm | |||
縦 610 横 610 奥行 65 |
12.0 | 136 | 280 | 99.9998 | 約3.6 |
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ELE-PRE
エレクトレット(永久静電気)を利用したプレフィルタユニット。
高性能フィルタの寿命を延ばすだけでなく、高性能のレベルを更に向上させます。
寸法 mm |
定格風量 m³/min |
圧力損失 Pa | 捕集効率% | 質量 kg |
||
---|---|---|---|---|---|---|
初期 | 最終 | 0.3μm | 0.15μm | |||
縦 610 横 610 奥行 30 |
17.0 | 70 | 150 | 99.7 | 99.0 | 約1.4 |
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- コヒーレントな気流を対向させてクリーン化
オープンクリーンシステム「KOACH」のプッシュフードからは、高性能エアフィルタ「FERENA」で清浄化されたコヒーレントな気流が吹き出します。
しかし、コヒーレントな気流であっても、周りが囲われていなければ吹き出し面から離れるにしたがって周囲の空気を誘引してしまい、徐々に清浄領域が狭まります。(図1- ①)
この問題を、対向させた2つのプッシュフードから吹き出す清浄化されたコヒーレントな気流を衝突させること(対向型気流)(図1- ②)で解決したのが、スーパークリーン生成装置「KOACH」です。
対向型気流によって周囲の空気の誘引が抑制されるため、吹き出し面から離れた位置でもゾーン内の清浄度の低下はほとんど見られません。(図2)
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「KOACH」は、囲いがないにもかかわらず清浄空間を形成することができます。
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- クリーン領域を拡大する技術
クリーン領域のフード対向間の距離はフードパネルの吹き出し面の短辺の長さで決まります。
よりワイドな空間をクリーンにするために、プッシュフードを連結して並べることを検討しましたが、すき間からのコンタミナントの侵入を防ぐことが出来ませんでした。
この問題を解決したのが直角合流という技術です。
「対向する2つの一様流は中心で直角に曲げられて排出されていく」という「KOACH」の原理をすき間部分にも応用し、クリーン領域の拡大を実現しました。
その後、積み木方式を取り入れた「フロアーコーチ」、さらに「フロアーコーチ」にガイドスクリーンを附設したルーム型の「フロアーコーチEx」と、よりワイドな空間をクリーン化するシステムを開発しています。
フードの積み木方式では、対向間距離5.5mを実現しましたが、ガイドスクリーンにより、その距離は40mまで大きく延びています。
よりワイドな空間をクリーンにするために、プッシュフードを連結して並べることを検討しましたが、すき間からのコンタミナントの侵入を防ぐことが出来ませんでした。
この問題を解決したのが直角合流という技術です。
「対向する2つの一様流は中心で直角に曲げられて排出されていく」という「KOACH」の原理をすき間部分にも応用し、クリーン領域の拡大を実現しました。
その後、積み木方式を取り入れた「フロアーコーチ」、さらに「フロアーコーチ」にガイドスクリーンを附設したルーム型の「フロアーコーチEx」と、よりワイドな空間をクリーン化するシステムを開発しています。
フードの積み木方式では、対向間距離5.5mを実現しましたが、ガイドスクリーンにより、その距離は40mまで大きく延びています。
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