- 様々な種類があるマスク
一口に「マスク」といっても、ドラッグストアで見かけるようなマスクから、厚生労働省によって規格化されたマスク、災害・緊急時に使用されるマスクまで、その種類や役割は様々です。
例えば、「サージカルマスク(不織布製のプリーツ型のマスク)」と呼ばれるマスクは、本来「サージカル=外科用の」という名前が示す通り、手術の際、医師が「自分の汗や唾液などを飛散させないようにする」ためのもので、基本的には「粉じんやウイルスの吸入を防ぐ」ためのものではありません。
「自分の汗や唾液などを飛散させないようにするマスク」と「粉じんやウイルスの侵入を防護して身を守るマスク」。同じようにマスクと呼ばれても、その目的は異なります。種類と役割をきちんと知って使用することが、正しいマスクの活用方法です。
当社は、産業分野(工場や工事現場)で使用される厚生労働省国家検定規格のマスクにおいて長年の技術蓄積を持ち、その高い安全性と作業性から信頼を得ております。 そして現在では、そうした技術蓄積を活かし、医療分野そして一般消費者分野へも活動の範囲を拡げています。
様々なシーンで使用されているマスク類
産業用防じんマスク
消火・救助活動用空気呼吸器
外科手術用マスク
家庭用マスク
- 大気汚染対策用マスク
大気中には、燃焼、機械的な破砕、気体から粒子への変化など、様々な生成過程を経たものが混合した粒子状物質が浮遊しており、その粒径は広い範囲で分布しています。
PM2.5とは、そのうちの粒子径が2.5μm以下の微小粒子状物質のことを指し、その中にはディーゼル排気やガス状の大気汚染物質が大気中で化学反応して粒子に転換した二次粒子など、自然起源の粒子よりも有害性が高いとされる人為起源のものが多く含まれます。
そうした微小粒子状の有害物質の吸入を防ぐためには、高性能かつ、高いフィット性能を持つマスクが必要です。
PM2.5とは、そのうちの粒子径が2.5μm以下の微小粒子状物質のことを指し、その中にはディーゼル排気やガス状の大気汚染物質が大気中で化学反応して粒子に転換した二次粒子など、自然起源の粒子よりも有害性が高いとされる人為起源のものが多く含まれます。
そうした微小粒子状の有害物質の吸入を防ぐためには、高性能かつ、高いフィット性能を持つマスクが必要です。
- 感染症対策用マスク
感染症の拡大を防ぐためのマスクは大きく2種類に分けられます。その一つが咳やくしゃみによる飛沫が拡散するのを防ぐ咳エチケット用として使用されるサージカルマスクです。そしてもう一つが飛沫が乾燥してより小さくなった飛沫核(直径5μm以下)の吸入による空気感染を防ぐ高性能マスク(N95レスピレーターなど)です。
当社が製造販売する高性能マスクは、高性能フィルタに加え、顔のカーブに合わせたFF(フリーフィット)リップによって顔にしっかりフィットするマスクです。
当社が製造販売する高性能マスクは、高性能フィルタに加え、顔のカーブに合わせたFF(フリーフィット)リップによって顔にしっかりフィットするマスクです。
- 健康リスクの高い子どもを守るために
近年、震災後のアスベスト対策、新型インフルエンザ、 PM2.5、火山噴火など、マスクが必要となる事象が頻発し、当社へも一般消費者の方々からの注文や問い合わせが増加しています。
当社は、これ等有害物質から身を守るためには、一般消費者用として高い防護性能を備えたマスクが必要と考え、特に被害を受けやすいと考えられる子供用を優先して開発を行いました。
当社は、これ等有害物質から身を守るためには、一般消費者用として高い防護性能を備えたマスクが必要と考え、特に被害を受けやすいと考えられる子供用を優先して開発を行いました。
本来子ども用は、世界的にもマスクの規格が存在しておらず、当社が独自に成人との対比データを取り、厚生労働省国家検定合格品と実質的に変わらない性能で、かつ成人用である使い捨て式防じんマスク「ハイラック」シリーズと同程度のフィット性を持つマスクの製品化を行いました。
- 緊急避難用マスク
火災や火山噴火、化学工場・原発事故、あるいは凶悪なテロなど、現代社会には予期しえないトラブルが発生します。当社はそうした事故・災害から身を守るためのリスクマネージメントが重要だと考え、さまざまなエマージェンシー技術を追求しております。その技術の結晶が地下鉄サリン事件で使用された自衛隊装備品の防護マスクや消火・救助活動に欠かせない空気呼吸器などです。
そして当社では、火災、災害時に一般市民の方々が使用する緊急避難用マスクも製造販売し、有事の際のマスクの必要性、使用方法を伝えるとともに保有・備蓄を推奨しています。