ハイラックのフィット技術

高性能フィルターは当たり前
顔とフィットしなければ、マスクの役割を果たせません

マスクを着けて息を吸った時に、マスクの内側は陰圧になります。もしも顔とマスクの間にすき間があれば、必ずそのすき間からマスクの外の空気が直接漏れ込みます。すき間が大きいほど漏れ込みが多くなり、マスクを着けているのに、フィルターを通らない空気を多く吸い込んでしまうことになります。

マスクの着用は、菌やウイルス等を含む空気をフィルターでろ過して吸うことで吸入防止の効果を得ることができます。どんなに高性能なフィルターを使用していても、漏れ込みが多くては意味がありません。

2種類のマスクの装着例

すき間のできやすい場所は、鼻のわき、頬、アゴなどですが、マスクによりフィット性は異なります。

では、装着時にマスクの内側には、どのくらいの粉じんが漏れ込んでいるのか。
マスクの外側と内側の粉じん濃度を測定し、その結果からマスク内への粉じんの漏れ率(%)を求めることができます。

例えば、マスクの外側の粉じんが1,000個だった場合
  • マスクの内側の粉じんが10個測定された時の漏れ率は1%
  • マスクの内側の粉じんが100個測定された時の漏れ率は10%

漏れ率が低いほどマスク内に粉じんが漏れ込まず、顔とフィットしていることが分かります。

ハイラックの装着

装着状態
装着状態
 
漏れ率

一般的なサージカルマスクの装着

装着状態
装着状態
 
すき間 すき間 すき間
漏れ率
※漏れ率は、当社測定による。

ハイラックの二大機能 ~だから、さまざまな方の顔に合いやすい~

FFリップ(フリーフィットリップ)

  • FFリップの独特の曲面により、顔との接触面積が広がり、顔にフィットします。
  • 顔の動きに追随しやすい設計のため、表情の変化によるすき間の発生も抑えます。
  • 着用時は、フィルター部に顔面が接触せず、フィルター面積を100%有効利用できます。だから息苦しくありません。
  • FFリップは吸湿性の高い素材を使用。肌触りが良く、汗によるべとつきを抑えます。
顔とマスク裏側

しめひもの長さ調節

  • しめひもを適切な長さに調節することができます。
    ゆるいと、作業などの途中にマスクがずれたり、すき間が生じてしまいます。
    きついと、マスクが変形してすき間ができたり、顔や頭に痛みが生じる原因にもなります。
  • ウレタン製しめひも。吸湿性に優れ肌触りが良く、ゴムアレルギーによる肌荒れを防ぎます。(ラテックスフリー)
H350しめひも調整

漏れ率は、
測定機器で測定することができます

労研式マスクフィッティングテスターMT-05(左の写真)で、マスク着用時の漏れ率を測定することができます。

フィット(漏れ率)の測定動画
測定器

測定の原理

マスクを着用して、マスクの外側と内側の粉じん粒子濃度を測定して、その結果からマスク内への粉じんの侵入率(漏れ率)を求めるものです。
 
多くの医療現場で、漏れ率を5%以内にすることが推奨されています。

測定原理
レーザー光錯乱方式による粒子個数測定
(室内粉じんおよびマスク内粉じんの粒子個数比率測定)
試験粉じん
大気じん
試験粒子径
0.3μm~0.5μm

ハイラックのフィット技術は、
さまざまな医療現場で選ばれています

感染対策のスタンダードマスク 「ハイラック350」 N95 DS2

防じんマスクの国家検定規格では、フィルター性能のみの検定であり、顔へのフィットについては検定の可否に含まれません。
特に空気感染対策で用いる場合には、マスクはいわば最後の砦のような役割になりますので、着用者の顔にフィットして、菌やウイルスの吸入防止をすることが重要です。

ハイラック350型は、米国N95合格、日本の防じんマスクDS2合格のマスクであり、フィルター性能の高さは折り紙つきです。
フィットの点については、『FFリップ』と『しめひもの長さ調節』を備えていますので、しっかりフィットすることができます。

空気感染の代表例である「結核」。結核感染対策として、保健所、感染症指定医療機関などでも、多くの施設でハイラック350型を選んでいただいています。

ハイラック350

患者専用 飛沫拡散抑制マスク「ハイラックうつさんぞ」 ※患者さんが着けるマスクです。感染予防に使用することはできません。

ハイラックうつさんぞ

患者さんの吐く息に含まれる菌やウイルスを拡散させないために、患者さんをマスクでミニマム隔離します。

ハイラック350型と同じフィルターを使用し、『FFリップ』と『しめひも長さ調節』を備えています。
吸気口より空気を取り入れ、吐く息はフィルターを通してクリーンな空気を外に排出します。

感染症流行時期に隔離の部屋を十分に用意できない場合、感染症にかかった透析患者さんが他の患者さんと同室で透析を受ける場合など、さまざまな医療現場でご利用が増えています。

感染対策製品

感染対策製品

N95マスクをはじめとして、電動ファン付き呼吸用保護具(PAPR)、感染症対策用防護セットなどの製品をご紹介

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