防爆環境仕様とは
防爆構造が要求される爆発危険箇所でも使用できるダクト接続仕様のことを「防爆環境仕様」と表現しており、 「電気機械器具防爆構造規格」にて定められている防爆構造ではありません。
ファン等の電気系統を本体からはずし、爆発危険箇所[※1]のエリア外に設置する構造としました。
電気機械器具を含まないので点火するおそれがなく、爆発危険箇所であっても、クラス1のスーパークリーン空間を形成することができるようになります(特別危険箇所[※2]を除く)。
自動風量調整システムにより、給気ファンを稼働するだけでスーパークリーン空間形成に必要な風量を供給できます。
※1「労働安全衛生規則第二百八十条 第一項」に規定されている、
引火性の物の蒸気又は可燃性ガスが爆発の危険のある濃度に達するおそれのある箇所のこと。
※2「電気機械器具防爆構造規格第一章第一条」にて定められている、連続し、長時間にわたり、又は頻繁に、
可燃性のガス又は引火性の物の蒸気が爆発の危険のある濃度に達する箇所。旧0種場所。
ファン及びダクト類の配管・接続
防爆環境仕様品は、給気ファン及びダクト類を付属していません。清浄空間を形成するために必要な吹出風速(設定風速)が設定されていますので、その条件を満たす給気ファンの選定や配管設計・工事を行ってください。
自動風量調整システムを組み込むことで、防爆環境仕様品における必要風量を自動で調整し、設定風速を維持することができます。