粉じん対策用マスク


新たなマスクの選択方法

化学物質ばく露対策として粉じん対策用のマスクを選ぶ際は、 有害物質のばく露限界濃度と作業者のばく露濃度から要求防護係数を求め、 要求防護係数を上回る指定防護係数のマスクを選びます。



防じんマスク、防じん機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具の選択にあたって


 選択にあたっては、以下を満たすことを確認します。    
 ・法令等で、マスクの種類や選択の手順が規定されている作業では、法令等に従ったマスクであること。
 ・法令等で規定されていない作業では、要求防護係数を上回る指定防護係数のマスクであること。
 ・粉じん等とオイルミスト等が存在する場合、区分がLタイプの中から適した性能のものを選択します。
 (防じんマスクの場合;RL3・2・1、DL3・2・1、防じん機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具の場合:PL3・2・1)
 ・使い捨て式防じんマスクは漏れ率データを選択の参考にできます。

 
粉じんと共に有毒なガスおよび蒸気が存在する場合は、防じん機能を有する防毒マスク、防じん機能・防毒機能を有する
 電動ファン付き呼吸用保護具、または給気式のマスクを選択します。

 以下の場合は、防じんマスクまた防じん機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具が使用できないため
 要求防護係数を上回る指定防護係数の給気式のマスク(エアラインマスクや空気呼吸器)を選択します。
 ・酸素欠乏環境またはそのおそれがある環境(酸素濃度が18%未満)
 ・IDLH濃度の環境 (IDLH濃度:短時間ばく露で生命・健康に危険がある濃度)
 ・粉じんの種類または濃度が不明な場合
 ・火花の発生により爆発する可能性のある粉じん作業(電動ファン付き呼吸用保護具に限る)

 ◎ご使用の場合は、必ず製品の取扱説明書をご確認ください。
 ◎各製品が対応できるかどうか不明な場合は、弊社最寄りの営業所までお問合せください。




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